著書

ジャック・デリダ「差延」を読む(共著)

内容紹介

1968年に発表されたジャック・デリダのテクスト「差延」(『哲学の余白』所収)をもとに、デリダの基礎的な概念や、哲学的な態度を解説した入門的な書。前編・解説編を森脇が担当。

デリダの文章の論の進め方・リズムを重要視し、実際に読み進めながら噛み砕いていくスタイルをとっており、これさえ読めばさまざまなデリダのテクストが読めるようになる、とされている。

後編・討議編では西山雄二、宮﨑裕助、ダリン・テネフ、小川歩人ら、デリダの研究に深く関係してきた研究者たちを迎えた徹底的な議論がなされている。解説編と併せて読むことでデリダ思想の理解が深まり、「脱構築」の実践の可能性が開かれる。

森脇透青/西山雄二/宮﨑裕助/ダリン・テネフ/小川歩人『ジャック・デリダ 「差延」を読む』読書人、2023年

25年後の東浩紀(共著)

内容紹介

1998年に刊行された東浩紀『存在論的、郵便的—ジャック・デリダについて』(俗称「郵便本」)は、デリダ研究の書でありながら、日本の現代フランス哲学研究をはじめとした人文学系の研究、および批評のシーンを大きく変えた。その刊行25年・および当時の新刊『訂正可能性の哲学』刊行を祝したシンポジウムの記録。

森脇は「誤配と「再生産」——哲学、家族、大学」を寄稿。「再生産」というマルクス主義由来の概念を鍵としてゲンロン創業をはじめとした東の実践の全体をデリダの大学制度改革運動と比較し、「郵便本」から『訂正可能性の哲学』に至る東の実践の射程を考察するような論考を寄稿している。そのほか、小川とともに「郵便本」全体の詳細な解説も担当した。

宮﨑裕助(編著)/東浩紀/大畑浩志/小川歩人/佐藤嘉幸/清水知子/檜垣立哉/森脇透青/吉松覚『25年後の東浩紀——『存在論的、郵便的』から『訂正可能性の哲学』へ』読書人、2024年

批評の歩き方(共著)

内容紹介
批評が死んだと頻繁に叫ばれる時代に、さまざまな若手が往年の批評家たちに対する自己流の入門解説を施した本。

森脇は「批評と運動、あるいは東浩紀の批評的アクティヴィズムについて」を寄稿。『25年後の東浩紀』に寄稿した「誤配と「再生産」」と姉妹編のような論考で、東の理論と実践の往復の全体像を描きつつ、人間/動物の二元論の変遷をたどった。

巻末には「クエストマップ」なるものも掲載されており、これまでの読書(などの)遍歴を記している。

赤井浩太/松田樹(責任編集)『批評の歩き方』人文書院、2024年